こんにちは。越後屋です。

 インドネシアでは5年に1度の大統領選を実施しています。9日に投票が行われ、複数の民間調査機関が発表した得票率はジャカルタ知事を務める庶民派のジョコ・ウィドド氏が52-53%、元軍高官プラボウォ・スビアント氏が47-48%となり、両陣営が勝利を宣言するなど過去に例のない接戦ですね。ただ、インドネシア国内では清廉で決断力があるとして人気を誇るウィドド氏への期待は高く、同氏が大統領候補に名乗りを挙げた3月以降のインドネシア株は底堅く推移し、ジャカルタ総合指数は10日に2013年5月30日以来の高値をつけています。一方で、新政権の課題は大きく、なかでも燃料補助金制度の問題は深刻ですね。この制度により石油消費量が拡大し、石油の輸入量が増えたことで経常収支が悪化を続けています。また、補助金拡大で財政収支も悪化しており、速やかな対策が求められていますね。
 なお、今後の予定としては、7月21-22日に公式結果が発表され、7月23-24日が異議申し立ての期間、その後8月22-24日に最終結果の発表が行われ、10月20日に就任します。

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