こんばんは。越後屋です。

 米国がイラン核合意を離脱するか否かをトランプ大統領が決断する12日が迫っています。イラン核合意は2015年にドイツやロシア、米国など欧米主要6カ国でのイランに対する核開発の制限を取り決めた協定でしたが、そもそも、トランプ大統領は就任時からオバマ政権時に取り決めた本合意に対して「恥ずべきものであり、これまでで最悪の協定だ」と痛烈に批判していました。

 トランプ米大統領が指摘した点は「弾道ミサイルの開発を制限していないこと」と「中東での活動について制約を設けていないこと」の2つ。直近ではイスラエルのネタニエフ首相がイランによる秘密裏の核兵器開発計画に関する新たな資料を入手したと発表したことに対して各国が慎重姿勢を見せるなかで米国側は賛同しています。先日行われた米独・米仏首脳会談でのトランプ大統領への説得も実りませんでしたね。

 米国がイラン核合意から離脱すれば、考えられるリスクとしては米国がイランに対してさらなる制裁を課すこと、そしてイランと米国との対立悪化という地政学リスク。そうなれば足もとで堅調地合いが続く原油先物相場の一段高が想定されるほか、リスク・オフの株安を招く可能性もあります。イラン核合意の継続を望む欧州やロシアとの関係性も危ぶまれるでしょう。この決断は来週の市場が終了した後とあって、トランプ米大統領が如何なる決断を下そうとも週末に向けたポジション管理には十分徹底する必要があります。


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