こんにちは。越後屋です。

 23日の外国為替市場でトルコリラ相場は乱高下する展開となりましたね。まず、早朝7時過ぎから急速に売りが進み、リラ円はわずか5分足らずで23.70円台から1円弱下落。市場では「日本の個人投資家が設定していたストップロスが断続的に付き、薄商いのなかで売りを加速させた」との指摘がありました。その後も軟調地合いが続き、欧州勢参入後には前日終値から6%超安となる22.30円の史上最安値を付けました。ただ、そこでは終わりませんでした。

 NY時間に入り、トルコ中銀が緊急の臨時会合を開き、事実上の上限金利とされている後期流動性貸出金利を13.50%から16.50%まで大幅に引き上げると一転して24.24円まで暴騰。中銀は声明で「物価安定のために強力な金融引き締めを行った。今後もあらゆる手段をとる」とエルドアン政権からの利下げ圧力に対して断固として屈しない姿勢を示しました。

 一方、エルドアン大統領は中銀のこの決定に対しても従来の考えを維持し、「インフレ高や経常赤字への対策として6月の選挙後に以前とは異なった措置をとる予定」と中銀による引き締め策に真っ向から対立する構えを見せています。今回の引き上げでいったんはリラ売りに歯止めがかかりましたが、政府と中銀による対立が一層深まれば、いつリラ売りが再燃してもおかしくはないでしょう。


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